2008年9月24日水曜日

【参加記3】イベントセンター

飛行機,バスの長い移動を終えO-ringenタウンのセーレンに到着したのは夜中の10時.夏の夜がやってこないスウェーデンといえどもさすがに暗くなってきていた.バスを降ろされたところが良くわからないながらも,事前の学習が奏功し,またオスロからご一緒したユニバメンバーのナビゲートで無事にコテージへ到着.コテージへ向かう途中で,エントリー段階で世話になっていたオーガナイザーの一人とすれ違い,初対面にもかかわらず突然に名前を呼び止められびっくり.初日はベッドメイクしてそのまま就寝.

翌朝はゼッケンやSIを受け取りに一番にイベントセンターへ.

今回のイベントセンターはスキー場のレンタルスキーの窓口でした.カウンター越しにいろいろやり取りするには最適なシチュエーションって感じ.






イベントセンターの前には巨大な掲示が存在.これが2万人を超す参加者全員5日分のスタートリスト.細かい字でびっしりでした.







イベントセンターではゼッケン,SI,バスチケット,大会プログラムを受け取ります.今年は参加者一人ひとりにそのセットが封筒に入っていて配られました.例年ですとクラブごとの配布なのですが,今年が例外なのか今後はこうなるのかはちょっと不明.
大会プログラムはスウェーデン語版だけ.そんな不便はないだろうとカウンターで英語版を請求したが,無いという回答.実際には簡単な英語訳のものもあったようだが,その存在自体をしっている役員も少なかったようだ.これに限らず今年のオーリンゲンでの英語案内の少なさは問題点として指摘されていた(alternativet.nu)



こちらはゼッケンの部分拡大.下のほうで逆さに見えるのが,各日ごとのスタート時刻とスタートまでの距離.ウェアにゼッケンを取り付けたときに見やすいように逆さにかかれています.

【参加記2】フライト

フライトはフィンエアを利用しました.日本とフィンランドを直接に9時間強で結んでおり,ヨーロッパへ入るには最短となっています.小さい子どもへの負担を考え,また自宅から最寄の中部国際空港の発着もある便利さがフィンエアを選んだ理由です.

そして1歳の娘のバシュネットを確保するために,7月の料金が公表されて早々に予約を入れ,座席位置も確定しました.バシュネットは幼児用のベッドのことです.これを取り付けられるのは一番先頭の座席の壁の部分だけと決まっているので,一便に取り付けられる数には限りがあるのです.

離陸するときは,小さな子どもを膝に乗せていなくてはなりません.膝乗せ専用のシートベルトで抱えます.シートベルト解除の知らせがでて初めてバシュネットを客室乗務員さんが取り付けに来てくれました.さっそく乗せてもらった娘はご満悦.







寝るときは13ヶ月の娘にちょうどいい大きさでした.








スウェーデンでの大会なのでフィンエアであれば,ヘルシンキからストックホルムに到着するのが常套なのですが,大会会場がスウェーデンでの西部.ストックホルムからでも400km.むしろノルウェイのオスロからは200km.大会主催者の臨時バスもオスロからはでるということで,スウェーデンを跳び越してオスロへ乗り継ぎました.



2008年9月17日水曜日

【参加記1】きっかけと参加費


この夏は家族でオーリンゲンに参加してきました.オーリンゲンはいわずと知れた世界最大の参加者を集めるスウェーデンの5日間大会です.今年は24,375人というオーリンゲン史上2位の記録に当たる参加がありました.海外大会そのものも2004年を最後に出かけておらず,夫婦でうずうずしはじめたのが1年前.じゃあしばらくぶりに出かけようと検討をしたところ,娘の夏休みにも入り,またスウェーデンでも有数のテレインで開催されると噂に聞いたオーリンゲンに行くことになりました.

そこで気持ちが変わらないうちにと前年の10月末に申し込みを完了.オーリンゲンのエントリーは11月,3月,6月の3度の締切りがあります.早い締切りほど参加費が安くすむというメリットがあります.
2008年の参加費は下記のとおり.

Entry fees SEK

Late Entry
Class 1 Nov-07 1 March-08 10 June-08 20 July-08
-16 380 445 510 665
17-20 680 795 910 1185
18-20E 780 895 1010 1315
21- 980 1095 1210 1575
21E 1080 1195 1310 1705

追記 表の数字の単位はスウェーデンクローネ(SEK).1SEKは約16円(2008.9).

2008年9月12日金曜日

O-Ringen2008参加記

今年の夏はオーリンゲンを楽しんできました.帰国してからはや1月半もたちますが,いまだに楽しかったことをふと思い出します.スウェーデンの森でのオリエンテーリングも楽しかったし,スウェーデンの文化,生活習慣の空気に身を置いていることが,なんとも言えない心地よさでした.
この楽しかったレポートをオリエンテーリング・マガジンに掲載させていただくことになりました.次号に載る予定です.そこで目いっぱいに書かせていただいのですが,書き足りないこともありましたし,これから参加しようとお考えの方に役立つ情報もあるかもしれないので,このブログにもぼちぼちと掲載して行こうと思います.オリエンテーリング・マガジンの内容との重複,更新頻度の低さが問題なのですが,ときどきお立ち寄りいただきお読みいただけますと幸いです.